愚かな

中国から見たトヨタのリコール「メイド・イン・ジャパンは地に落ちた」

2月28日9時26分配信 サーチナ
 トヨタ自動車 <7203> の大規模リコール(回収・無償修理)で余波が広がり続けるなか、25日には日産 <7201> 、スズキ <7269> 、ダイハツ <7262> の3社も国土交通省にリコールを届け出た。

 1月末にはホンダ <7267> もリコールを発表しており、中国では日本自動車メーカーの相次ぐリコールに対して「グローバルな規模で、日本製造業に対する信頼が揺らいでいる」と報じられている。

 新華社通信が行った調査では、日本自動車メーカーの相次ぐリコールに対し、中国の消費者たちのトヨタをはじめとする日本自動車メーカーへの信頼はすでに失われつつあるとの結果が出ているほか、中国新聞網は「日本自動車メーカーの壊滅的現状に対し、良質かつ安価で名をはせた『メイド・イン・ジャパン』の名誉は地に落ちた」としている。

 中国では2004年より自動車のリコール制度を正式に定めた『欠陥自動車製品のリコール管理規定』が施行されている。施行から2010年2月までに中国で実施されたリコール台数は300万台を超えているが、中国新聞網では「日系の合弁自動車メーカーによるリコールが8割を占めている」とした。

 また記事では、『品質管理』によって名をはせた日本企業は、市場拡大を目指した結果に『品質管理』をおろそかにしてしまったと分析し、中国自動車メーカーはトヨタのリコール問題を教訓に品質の向上に力をいれるべきであるとしている。(編集担当:及川源十郎)